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ニキビが治った!?低用量ピルの意外な使い道

2020年01月22日

ニキビを治療する際には低用量ピルが使われることもあります。低用量ピルには女性ホルモンをコントロールする作用があり、それをニキビ治療に活用することが可能となっています。低用量ピルを使用することでニキビのできにくい肌質に変わると、軽度なニキビであれば1ヶ月も経たないうちに治ります。重度のニキビであっても3ヶ月くらい費やすことにより、治る可能性が高くなります。しかし、どのようなピルを使っても治療できるというわけではありません。適切に効果を発揮するものを使用することが重要となります。

低用量ピルをニキビ対策に使用する上では、そもそもピルが何かについて知っておくことが大切です。ピルは女性ホルモンを錠剤にしたものとなっています。女性ホルモンは女性の卵巣から作られるホルモンであり、具体的には二つの種類に分かれています。それぞれ、卵巣から分泌されるものをエストロゲン、黄体から分泌されるプロゲステロンと呼びます。ピルにはエストロゲンとプロゲステロンの両方が含まれていることが多いです。低用量ピルの場合は、エストロゲンの量を減量することによって副作用を小さくしているのが特徴となっています。減量しているとはいえ一定量は入っているのでエストロゲンが効果を発揮します。

低用量ピルに含まれているエストロゲンが、性ホルモンと結合するタンパク質の量を増加させていきます。すると、このタンパク質がテストステロンというホルモンと結合します。その結果、血液中のテストステロンは徐々に減少することになります。このテストステロンはニキビの原因となる要素なので、テストステロンの減少によってニキビの発症を抑えることができます。

低用量ピルはニキビへの効果もありますが、副作用もあることに注意しておきましょう。具体的な副作用としては不正出血、吐き気、頭痛などが挙げられます。これらはホルモンの環境が一時的に変化することによるものなので、軽度であれば別段心配はありません。慣れてくると元の状態に戻る可能性が高いです。万が一、半年以上、元の状態に戻れないようなことがあれば医師に相談するようにしましょう。

ニキビ治療に使われるのはあくまで低用量ピルであり、通常のピルではありません。もしもピルを不用意に使ってしまった場合には、副作用が強く出る可能性もあるので注意しておきましょう。血液に何らかの病気を抱えている方が使用すると、ごくまれに血栓症になる恐れがあります。血栓症とは血液が詰まってしまう病気であり、激しい頭痛や痺れが起こったときには血栓症の恐れがあるので、すぐに病院に行きましょう。

副作用はあるものの、低用量ピルにニキビへの効果があることは確かです。適切に使用することで副作用を抑えることもできます。あくまでニキビ治療を目的としていることを医師や薬剤師に伝えることで適切な処方を受けることが可能です。用途に合わせた成分量のものを購入する必要があります。